2022.06.24 | HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE SPRING SUMMER 2023 COLLECTION
HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKEは6月23日（木）、パリ市中心部の郵便局 （La Poste du Louvre）にて2023年春夏コレクション「Flowers and Vases」を発表しました。有機的で柔らかい花と無機質でかたい花器、両者のかたちとつくりに着目した今回の服づくりは、規則的なプリーツの生地に、曲線と直線の折り目を入れ、ひねったり、重ねたりすることで生まれる新しいフォルムに取り組みました。花と花器の対照的な関係性を、繊細でありながらもたくましい佇まいで表現したコレクションです。
コレクション発表の総合演出は、パリのシャイヨー国立劇場のディレクター、ハシッド・ウランダン氏（Rachid Ouramdane）が担当。アクロバティック劇団、XYカンパニー（Compagnie XY）のメンバーをはじめとする出演者たちを率い、コレクションのテーマにある二面性を静と動として、緩急のある軽やかなパフォーマンスで表現しました。
VASE
花器の首から胴にかけてゆるやかに広がるシルエットに着想を得たシリーズ。トップとコートは畳まれた丸みを帯びた形に、袖を通すとふちが際立ち、重なるようなデザインです。くっきりとしながらも繊細な印象を与えます。
MONTHLY COLOR MARCH
植物が風になびく軽やかなイメージに、空気をはらむようなブルゾンは、丸まったシルエットとゆったりとした分量感が特徴です。袖先まで続く縫い目に沿って葉脈のように斜めにかけたプリーツ目は、形をさらに有機的に仕立てています。
FLIP
前にも背中にも、スナップボタンで逆さまに止められるポケットが特徴のシリーズ。ほころんでめくれる花の様子に着想を得て、機能的に発展させたデザインです。
ACCLIMATION COAT
天候や気分によって、形が変えられるデザインが特徴のコートシリーズ。ウエスト周りは内側から絞ることができ、また裾部分は内側に折り返してミドル丈でも着用できます。フードに付いたファスナーを開き、前に返すとセーラーカラー、束ねるとスタンドカラーのように形が変化します。
COTTON BOLLS
綿花をモチーフにしたプリントシリーズ。有機的な姿をより生き生きと表現するために、原画では筆ではなく絵の具を垂らしながら描き、偶発的に生まれた不揃いの輪郭が特徴です。綿花を代表する白に加えて、黄色と紫の3色を取り揃えます。
STEM
植物の茎に着想を得たシリーズ。パンツは、茎の節（せつ）の部分に見立てた斜めの折り目と、そこから分かれたプリーツ目が特徴です。裾にあるボタンを外すと、歩く時により軽やかに広がります。
TUXEDO PLEATS
グレーとブラックで構成したシリーズ。厚みのあるプリーツ素材を用いることで重厚感が増し、落ち着いた印象を与えます。肩がすっきり見えるジャケットと、シルエットがカラー（花の名前）を連想させる新型のパンツ2型が加わります。
CANVAS DECK SHOES-LOW
今シーズンのHOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE とWAKOUWA のシューズプロジェクトは、ローカットモデルを淡いピンクとベージュの2色で展開します。アッパーの先を覆う暗色のラバーによって、柔らかい印象を引き締めます。
本コレクションの全てのルックは以下のページでご覧いただけます。
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