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WEAVING LAYERS – The making of LIGHT WEIGHT

重なりと、軽やかさ。
シンプルな織り、鮮やかな糸、テクノロジーがかけ合わさったシルク。
そして静かに湧き出す、富士の伏流水。

LIGHT WEIGHTは、HaaTが生み出す、新たな調和のかたち。 テクノロジーとクラフトマンシップ、複雑さと素朴さが、 まるで織り合わされるように共存するテキスタイルで、手にしたときの軽やかさ、そしてふわりとした奥行きのある質感が生まれた。「風通織り(ふうつうおり)」と呼ばれる平織りをベースに、繊細な黒いシルクの経糸と、ストレッチ性を持つ鮮やかな緯糸を重ね合わせた、二重構造の布だ。

この布のはじまりは、その土地にあった。富士山のふもと、山梨県。千年を超える織物の歴史を持つこの地の、100年の歴史を刻む工房でLIGHT WEIGHTは生まれた。この土地ならではの革新性を支えてきたのが、富士山の雪解け水。長い歳月をかけて山をくだり、地中深くに浸透したその水は、織りの過程で使われる、霧状の加湿や蒸気の熱源として重要な役割を果たしている。
今回、シルクの黒の経糸をあえて半分に減らし、緯糸の密度を特別な装置で高め、軽やかさと強さの狭間に佇むような二重構造のテクスチャーを生み出した。経糸の準備は、織りの前に欠かせない工程。山梨でも数少ない自社整経施設で行われ、600本の糸が、均一なテンポで紡がれてゆく。
さらに、ベースの織りをつくる工程では、通常よりも複雑なジャカード織機を用いる。12色もの糸やストレッチ糸を自在に操るこの技術は、極めて高い熟練を要する。なかでも黒いシルクの繊細さゆえ、糸に傷をつけずに織り上げるには高度な集中力が求められる。合成繊維を取り入れている点も、HaaTや工房が普段使う自然素材からの一歩先の挑戦。それこそが、シルクと人工の出会いから生まれる、新たな美しさと、唯一無二の強さ、奥行きをもたらしている。

そして忘れてはならないのが、富士の水。約50メートルの地下から汲み上げられるその水は、山のろ過システムを何十年もかけて通ってきた、極めて純粋なもの。その清らかさもまた、LIGHT WEIGHTの繊維の奥深くにしみ込んでいる。
力とやさしさ。素朴さと複雑さ。山と機械、人と自然——すべての対を美しく織り込んだ、新しい布。

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