7月1日（月）に、全国のIM MEN店舗で2024/25年秋冬シーズンがスタートします。

「なんだか心地いい　なぜか美しいと感じる」

理由が分からないのに、心地よく思うことがある。
ありふれたものを見て、なぜか美しいと感じる。

当たり前のことほど、うまく説明することができない。
当たり前だからこそ、わざわざ目を留めることもない。

しかし、名前すらついていない身の回りの何かから、
たしかな豊かさを無意識に感じ取っている。

目で見て、指先で触れて、
身にまとって、肌で感じる。

わたしたちが言葉を介さず共有できる「なんだか心地いい・なぜか美しい」という感覚は、
新たな普遍性をもつものづくりの手がかりとなるだろう。

今シーズンのIM MENは、
身近でありながら新しい、普遍的な魅力について考えるため、
「土」に触れたときの感覚、色彩、表情などから感じる何かについて、
リサーチやワークショップを重ねました。

土から感じた最も純粋なものを、できるだけそのままデザインに落とし込み、
直感的に感じ取れるようなものづくりに繋がることを期待します。

DUO

一枚の布を、リサイクルポリエステル100%の部分とコットン100%の部分に織り分けて、素材の違いを活かした加工で形成したシリーズ。服の両端を手繰り寄せて全体に熱加工を施すと、ポリエステル部分にだけ形が定着し、コットン部分との境でフォルムが生まれます。生地を使い切って無駄にすることなく、身体に沿う形を実現しています。今シーズンの「DUO」は、タテ糸を先染めしてヨコ糸との色を変えた、シャンブレー生地が特徴です。