2026.07.10 | コーポレート 21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3「ザ・ペーパーログ:膜と核 — イッセイ ミヤケによるアンサンブル・スタジオとの協業プロジェクト」開催
8月13日(木)から9月13日(日)まで、21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3で、特別展「ザ・ペーパーログ:膜と核 — イッセイ ミヤケによるアンサンブル・スタジオとの協業プロジェクト」を開催します。

本展は、イッセイ ミヤケ社のプリーツ製品の製造工程における副産物「ペーパーログ」に新しい価値を見出だすために、三宅デザイン事務所の近藤悟史が構想した同名プロジェクトに基づくもので、スペインの建築事務所アンサンブル・スタジオを協働パートナーに迎え、イッセイ ミヤケ社のプロジェクトチームと共に発展させました。今年の4月のミラノデザインウィークで発表した「膜」と「核」という対照的なアプローチから制作された、2つの作品シリーズによるインスタレーションを、日本初公開となるこの機会に再構成して展示します。
「ペーパーログ」とは、イッセイ ミヤケ独自の技法「製品プリーツ(※)」の副産物、プリーツがかかった薄い紙を圧縮したロールのことです。この紙は、プリーツ加工の際にマシンに入れる生地を挟んで保護するために用いるもので、加工後輸送および処分の効率化のために、ロール状に圧縮されています。丸太に名付けられたペーパーログは、断面のマーブル模様が年輪を想起させ、加工の時間の流れが刻まれています。素材としては丸太のように加工によって成形することができ、吸水性があるため、仕上げ剤などの溶液を染み込ませることで質感を変化させることも可能です。



アンサンブル・スタジオによる作品群「膜」は、ペーパーログから剥がした紙で自由に造形したり、既存のオブジェに覆ったりして、硬化剤を施して完成したもので、紙の襞(ひだ)、シワ、そして折り目の一つひとつが結晶化されたかのような「記憶をもつオブジェ」です。 他方、イッセイ ミヤケのプロジェクトチームによる作品群「核」は、スツール、椅子、テーブルといった「家具のプロトタイプ」で構成されています。これらは、蝋(ロウ)に浸す、糊で固める、束ねるなど、素材の特性を探求するための加工がなされました。本展では「膜と核」を対話させる構成で作品を展示し、ドキュメンタリー映像を通してその制作背景を紹介します。
アンサンブル・スタジオの活動は、絶え間ないリサーチと素材への深い理解に基づいています。素材と徹底的に向き合い、ルールや先入観の裏に潜む素材の本質を捉えることで、デザイン、工芸、構造を統合した直接的なアプローチを展開しています。クリエイションにおいて「プロセス」を一番に重んじるこの姿勢は、アンサンブル・スタジオとイッセイ ミヤケに共通するものであり、試行錯誤を重ねる過程を経験してこそ、新たな発想や洞察が生まれ、未来のさらなる発展へとつながるのです。




※製品プリーツ
イッセイ ミヤケによるプリーツ加工技法。プリーツ加工済みの生地を裁断して衣服をつくる従来の方法とは異なり、生地を衣服のかたちに縫製した後にプリーツ加工を施すことで、衣服のデザインと襞(ひだ)を含む表情を一つの工程で完成させる。
アンサンブル・スタジオについて
2000年に設立された、建築家アントン・ガルシア=アブリル(Antón García-Abril)とデボラ・メサ(Débora Mesa)が率いる多職能の建築設計事務所。芸術と科学の交差点で、研究とプロトタイプ制作を行うラボラトリーとして活動し、デザインと建設を不可分なプロセスと捉え、その活動は、タイポロジー、素材、製造方法を統合する実験を通じて建築を前進させている。スタートアップ企業「WoHo」を通じて、彼らは工業化するロジックと手仕事の知識を統合し、建築の質、費用対効果、持続可能性の向上に注力している。実務に加え、学界にも深く関与しており、デボラはチューリッヒ工科大学(ETH Zürich)で建築・芸術・テクノロジーの教授を、アントンはマサチューセッツ工科大学(MIT)で建築学の教授を務めている。
三宅デザイン事務所およびイッセイ ミヤケについて
デザイナー三宅一生が1970年に設立した株式会社三宅デザイン事務所(MDS)は、三宅の「一枚の布」という服づくりの根源的な思想をもとに、「ISSEY MIYAKE」をはじめとするブランドの企画、デザイン、研究開発を行い、現代の人々にとって真に必要とされるものづくりを追求している。その活動は、グループ会社への企画・技術指導に及び、また外部企業との共同企画・開発を通じて幅広い分野へと広がっている。1971年に設立された株式会社イッセイミヤケは、衣服および関連商品の製造・販売を中心に行う組織。今日に至るまで、「今までにないものを、人々の快適な日常のために」という理念のもと、社会や未来を見据えた新しいものづくりの文化を発信し続けている。
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主催: |
株式会社イッセイミヤケ |
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会期: |
8月13日(木)ー 9月13日(日)※火曜休館 |
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会場: |
21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3 東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン |
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