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TYPE-XVI Etsu Egami project

新進気鋭のアーティスト・江上越氏との協業プロジェクト「TYPE-XVI Etsu Egami project」。

大胆な線と鮮やかな色彩、書道にも通じる力強い筆致を特徴とし、コミュニケーションをテーマに制作を続ける江上氏は、海外の美術大学卒業後、国内外で多数の展覧会を開催し、多くの賞を受賞するなど、若くして世界的に活躍しています。近年は肖像画を通して人間の本質や他者との関係性を問い、絵画表現の可能性を追求し続けています。

TYPE-XVI Etsu Egami project

本プロジェクトの第1弾では、江上氏の代表作の一つである肖像画シリーズより『RAINBOW-Pablo Picasso』、『RAINBOW-Pierre-Auguste Renoir』、『RAINBOW-Paul Cézanne』の3作品をブルゾンに再構築しました。江上氏のダイナミックで多彩なストロークを、A-POC ABLEのジャカード織りの技術によって表現しています。アートを鑑賞するものから「纏う」ものへと昇華させ、日常の中でアートとともにある体験を提案します。

江上越氏より
絵画とは何か。この根源的な問いが、今回のプロジェクトの起点にあります。

二次元であることが、必ずしも絵画を意味するわけではありません。何が作品を「絵画」たらしめるのか。その物質性や存在感、そして私たちの「認識」との関係性に、絵画の本質があるのではないでしょうか。

この問いを探求するため、近代絵画を築いたセザンヌ、ルノワール、ピカソの肖像画を選びました。目や鼻を明確に描かず、光と影、東洋的な線や筆致によって「顔」の存在を浮かび上がらせることで、肖像画の新たな可能性を探ります。

三つのブルゾンは、単なる衣服ではなく、絵画をめぐる対話の結晶です。衣服という新たなキャンバスを通して、「絵画とは何か」という問いを再定義する試みです。

江上越
1994年千葉県生まれ。国際的に活躍するアーティスト。杏林大学医学部客員教授。海外での実体験を元に、ズレや誤視、誤聴などのミスコミュニケーションを可視化し、コミュニケ―ションの本質を探る作品制作を行っている。
2020年「VOCA展」に出展。2021年、Forbes Asia「世界を変える30歳以下の30人」に選出され、同年、文化庁より新進芸術家としてニューヨークに派遣。2024年には「アジア太平洋U30優秀若手リーダー」に選出。2025年、ドイツのArt Karlsruheにて最優秀賞を受賞し、作品がカールスルーエ州立美術館に収蔵。サンフランシスコ・アジア美術館、韓国の新設美術館・OAR美術館の開館展にも参加。