第8話「いつでも、どこでも」
震災とパンデミックをきっかけに、
防災の意識が大きく変わった。
以前は、防災用具のことなど考えたこともなく、
家のすぐ裏手に避難場所があることすら知らなかった。
でも、親族や友人など、身近な人が被害にあって
困っている状況を実際に見聞きして
「いつ、どこで、何が起こるかわからない」
と本気で思うようになった。
備蓄の水や食料を買い揃え、
避難用のグッズも持ち出しやすいように
リュックにまとめて玄関口に置いた。
予備のモバイルバッテリーの充電状況も
欠かさずチェックしている。
でも、会社にいるときや移動中に被災したらどうだろう。
そう思って、いつも持ち歩けるように最小限のものだけは
NOTE-A-NOTEに入れて、カバンのなかに忍ばせておく。
常備薬や絆創膏、個包装の消毒綿に、
保険証のコピーと少しの現金。
いざというときのために、
血液型や健康情報、既往症やかかりつけ医
家族の連絡先も記しておいた。
災害時に有効に使えそうなミニ知識も
少し書き足しておこう。
テキスト:猪飼尚司
イラストレーション:宮崎知恵(STOMACHACHE.)
NOTE-A-NOTE
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