HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKEは1月19日(木)、パレ・ド・トーキョー (Palais de Tokyo)にて2023/24年秋冬コレクション「Upon A Simplex(アポン・ア・シンプレクス)」を発表しました。今回のものづくりは、三角形をはじめとするシンプルな図形を基に、複合的なフォルムを構築していくものです。フォルムは服の形に取り入れられ、またそれを構成する図形が折り目としてつくりに活かされます。必要最小限の要素で構成されたゆたかな造形を表し、コンストラクションを形づくるコレクションです。
コレクション発表のディレクションおよび映像インスタレーションは、仏ビジュアルとパフォーミング・アーツ会社、Adrien M & Claire Bが担当。会場全体を取り囲むプロジェクション映像には、無数の粒子で構成された架空の大河が浮かび上がり、既定の空間と重力に対する感覚を崩します。そしてその河はリズムに聞こえる詠唱に呼応し、現れては消えていくうちに、高揚したり、起伏したり、開いて広がったり、弾んだり、崩れたり、流れていきます。