HaaTのブランドコンセプトは、3つのハート。
メイド・イン・ジャパンの“心”である「HeaRT」。ヒンドゥー語でインドのクラフトマンシップを現代に伝える“手”を意味する「HaaTH」。そしてこの2つを併せ持つのが、サンスクリット語でビレッジマーケットを意味する「HaaT」。
手の温もりを感じるHaaTHでは、インドのクラフツマンシップを現代に伝えます。 北西部の都市アーメダバッドの工房に所属する伝統の服づくりに基づいた最高水準の職人たちが生み出すものは、すべが精密で手仕事とは思えないほど。手から手に受け継がれる技術を、東京発のデザインで今の衣服に活かしたい。この地に根付く伝統と文化に魅了され、ものづくりの共同作業を続けています。
BHILL ビリ
繊細な刺繍は、職人のミシンによってフリーハンドで施されている。チョークでつけたガイドラインに従って、ミシンを手で操りながら熟練の技で細かな柄を描き出す。
BORIA / DORI ボリア/ ドリ
なるべく無駄を出さないよう、HaaTのインド製で使われるボタンやひもは服の余り布を利用した手作り。縫い代を芯に生地を包み込んで作るボタンはボリア。縫い代を芯にして作るひもはドリと呼ばれる。芯をいれずに布だけで作られる職人技。
KANGRI カングリ
布地の端を角に折って縫う仕末をする際に、丈夫さだけでなく美しさも兼ねて縫い代を三角形に手縫いする伝統技法「カングリ」。インドの暑い気候で快適さを求め生まれた独特の贅沢な技法。 遥か昔、インドの藩主・マハラジャが、透けても美しい機能的な装飾が施された衣服を好んだ。KANGRIとは、 宮廷衣服のために用いられた部分技法でもある。 生地の重なりにより生まれる陰翳も美しく、縁の始末としてはもちろん、装飾としても使用される。
KABIRA カビラ
東北地方でも見られる刺し子は、インドでも伝統技法の「カビラ」として普及している。一針―針糸を刺していくことで、薄い生地に厚みと温もりを与え丈夫に。細かなカビラが施されたジャケットやコートは、長年着用することができる。