ISSEY MIYAKE KYOTOのKURAではKURA展「GEOMETRIC MATE LASSE KNIT」を開催しています。

HaaTのテキスタイルから、太さの異なるさまざまな糸で編み立てられた「GEOMETRIC MATE LASSE」をご紹介します。

ニットの産地、新潟県五泉市。糸使いや風合い加工に長けたこの街のニット工場で正確に編まれ、美しく組み立てていくニットアウター。ニットジャカードで幾何学柄を表現するために、インレイ編みで立体感を出すことを試みています。

インレイ編みとは、地糸とは別の糸を編み目の間に挿入（インレイ）する編み方のこと。今回は、編み込むと空気の隙間ができ、やわらかな風合いに編み上がるチェーン構造のリリヤン糸を使用。ふっくらと温もりある不規則な凹凸模様が特徴のGEOMETRIC MATE LASSEに仕上がりました。

本展では袖、身頃、リブ部分毎に編み立てられたニットの成型パーツを展示。全体を支える部分＝服の構造を通して、職人の技術に支えられた一着の成り立ちを体感します。また、その成型パーツをリンキング機や縫製によって接結させる様子を収めた工場の写真を母家にて展示しています。

一目一目拾っていくことで贅沢かつ美しい仕上がりとなるリンキングは、まさに熟練した職人の技が光ります。裏表で異なる凹凸模様の豊かな表情に触れながら、テキスタイルから発想するHaaTの真髄をぜひ感じてください。

会期：	10月1日（日）ー 11月26日（日）
会場：	ISSEY MIYAKE KYOTO 京都府京都市中京区柳馬場通三条下ル槌屋町89 Tel. 075-254-7540