ISSEY MIYAKE KYOTOのKURAではKURA展「BATIK」を開催しています。

KURA展「BATIK」

テキスタイルから発想することをコンセプトとしたブランドHaaTでは、ISSEY MIYAKEのテキスタイル・ディレクターとして活躍してきた皆川魔鬼子を中心に、独自の素材開発に取り組んできました。
本展では、2019年春夏シーズンに生み出されたHaaTの新作「REAL BATIK」をご紹介します。「BATIK」とは、蝋で防染して染色されたいわゆる「ろうけつ染め」の布のこと。
軽く光沢感のあるキュプラツイルの生地に、ろうけつ染めならではのひび割れがあるドット模様を浮かび上がらせ、独特の風合いを実現させています。
薄いキュプラツイルにこの技法を施すには高い技術を要します。最適な蝋の温度や厚みを見極め、ローラーや版を用いた独自の手順で蝋をつけ、また細部には筆で蝋を塗るなど、京都の職人たちが試行錯誤を重ね、丹念に仕上げていきました。
「REAL BATIK」を特別展示によりご覧いただくとともに、スライドショーで職人たちの熟練した手しごとをご紹介します。