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2023.04.04 | A-POC ABLE ISSEY MIYAKE ISSEY MIYAKE / MILAN 特別展示「THINKING DESIGN, MAKING DESIGN: TYPE-V Nature Architects project by A-POC ABLE ISSEY MIYAKE」開催

特別展示「THINKING DESIGN, MAKING DESIGN: TYPE-V Nature Architects project by A-POC ABLE ISSEY MIYAKE」開催

ミラノの旗艦店ISSEY MIYAKE / MILANでは、2023年4月18日(火)から4月23日(日)までのミラノデザインウィーク開催期間中、特別展示「THINKING DESIGN, MAKING DESIGN: TYPE-V Nature Architects project」を開催します。A-POC ABLE ISSEY MIYAKEによる最新の協業プロジェクトを通じて、構造、素材、そして製造におけるデザインの役割と、それらがどのように一つのものづくりのプロセスに統合されるかを取り上げます。Nature Architectsによる最新のデザイン・ソリューションとA-POC ABLE ISSEY MIYAKEのものづくりのシステムを掛け合わせたプロトタイプを展示し、一枚の布がもつ新たな可能性を探求していくプロジェクトです。

Nature ArchitectsはDFM(※)(Direct Functional Modeling™) と呼ばれる、メタマテリアル(※)を用いた、新しい設計アルゴリズムの研究・開発を行っています。従来とは根本的に異なる製品設計が可能になるDFMによるフレームワークを応用し、A-POC独自の技術「Steam Stretch」の設計プロセスを自動化・効率化することを可能にしました。

切り出した複数のパーツを縫製することで衣服が完成する、従来の服づくりのプロセスに比べ、A-POCのシステムにメタマテリアルを組み込むことで、これまで実現できなかった、より複雑で多様なプリーツ表現が実現しました。高温の蒸気をあてるとたちまち立体的なフォルムが立ち上がり、最小限の縫製でジャケットが生まれます。

本プロジェクトで提示する一枚の布の可能性は、衣服の枠に留まりません。ジャケットとドレスに加えて、家具や照明、建築などのさまざまな分野への発展を示唆するような、一枚の布から生まれたプロトタイプも展示します。 A-POC ABLE ISSEY MIYAKEがNature Architectsと共に見つめる未来の、その一片をご紹介します。

※DFM(Direct Functional Modeling™)とは、「ユーザーが求める機能から逆算してプロダクトの形状を決定する」ための設計アルゴリズム群を総称したものになります。DFMでは1)メタマテリアル単位構造の自動生成アルゴリズム、および2)抽出されたメタマテリアル単位構造を外形形状への割当てアルゴリズムの2つを活用することで、通常のプロダクト開発では困難な、「機能から形状を逆算する」というプロセスを実現します。

※メタマテリアルは、自然界に見られるもの以外の特性を持つように設計された材料です。 メタとマテリアルを合わせた造語で、「物質を超えた」という意味です。

会期:

4月18日(火)ー 4月23日(日)

営業時間:

10:00 - 19:00

会場:

ISSEY MIYAKE / MILAN

Via Bagutta 12, 20121 Milan Italy
Tel. +39-02-781040

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