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2025.01.24 | IM MEN AUTUMN WINTER 2025/26 COLLECTION

IM MENは1月23日(木)、16世紀初頭からパリ5区に残る建造物Le Réfectoire des Cordeliersにて、2025/26年秋冬コレクション「FLY WITH IM MEN」を発表しました。

パリで初めての発表となる本コレクションのテーマには、自由な精神から生まれる発想によって、あらゆる垣根を越え、多くの人々に新しい視点と自由をもたらすプロダクトの創造を目指すブランドの意思が込められています。

AUTUMN WINTER 2025/26 COLLECTION

会場には、一枚の布をモチーフにした大きなスクエアのパネルが置かれ、まるで生命を与えられたかのように動きだします。吉岡徳仁氏が手がけた、このインスタレーションは、イッセイ ミヤケの「一枚の布」のフィロソフィーと、手仕事やテクノロジーの対話から生まれる新たな時代を示しています。

AUTUMN WINTER 2025/26 COLLECTION

FLY

軽やかな布地の魅力を最大限に引き出すために、「耳」と呼ばれる織物の端さえも切り落とさず、一枚の布が持つ姿そのままを衣服として表現したシリーズ。コートとジャケットについては、上下を反転させたり、ボタンの留める位置をアレンジすることで、多様なフォルムとスタイルが楽しめます。布地にはIM MENがファーストシーズンから展開する浮遊感漂うシリーズ「AIR」のテキスタイルを、さらに軽やかに改良しました。

AUTUMN WINTER 2025/26 COLLECTION

FLAT DRAPE

たっぷりとしたドレープが特徴のシャツ、ジャケット、パンツは、折り畳むとすべてが正方形になり、着用時には四角の角がひだ状に変化し、たおやかな形を作り出します。独自に開発した部分植物由来(※)のポリエステルの適度な張り感と柔らかさが、さらにシルエットを際立たせます。

※主な原料にサトウキビの廃糖蜜を使用

AUTUMN WINTER 2025/26 COLLECTION

WALL

本来内側にくる見返し部分を表側にデザインし、立体的なフォルムを作り出したアウターシリーズ。上品な光沢となめらかな肌触りのリサイクルポリエステルの布地は、厚みがありながらも軽くて柔らかく、シワができにくい扱いやすさが特徴です。雨よけをフードに変形させたり、ボタンの留め方を変えることでさまざまな着こなしを楽しむことができます。

AUTUMN WINTER 2025/26 COLLECTION

HERON

布地に使用した「Ultrasuede®(ウルトラスエード®)」は、東レ株式会社が開発した100%植物由来(※)のポリエステルを基材とした人工皮革スエードで、衣服としての使用は今回が世界初の事例です。断ち切りが可能という素材の特性を生かしながら、衣服製作では通常使われない切削加工という技術を用い、大きさがミリ単位で異なるドットによるグラデーションで柄を表現。これにより、生地のボリュームがあるコートにユニークかつ軽やかな印象を与えました。

※主な原料にサトウキビの廃糖蜜と非可食コーンスターチを使用

AUTUMN WINTER 2025/26 COLLECTION

SWITCH

原料にヒマとトウモロコシを使用した、100%植物由来のナイロン繊維で織り上げたシリーズ。ライナーに用いた薄手の布地は東レ株式会社が手がけ、2024年春夏シーズンにIM MENが世界で初めて衣服として製品化したものです。さらにこれを厚手のツイル生地に発展させ、本体にも使用しています。ライナーはすべて取り外し可能で、パンツのライナーはベストのように着用することができます。コートとブルゾンは雨よけをフードに変形させるなど、自由な着こなしが可能です。

AUTUMN WINTER 2025/26 COLLECTION

METALLIC ULTRA BOA

東レ株式会社が手がける部分植物由来(※)の人工皮革スエード「Ultrasuede®(ウルトラスエード®)」に、リサイクルウールを含む複合繊維のボアを貼り合わせ、人工ムートンを共同開発。さらに、表面には箔プリント加工を施し、印象的で力強い質感をプラスしました。布の下端から垂直に3本の切り込みを入れ、ファスナーを配置し、軽く捻るように閉じることで、肘まわりに大きく張り出す大胆な袖のフォルムを実現しています。

※主な原料にサトウキビの廃糖蜜を使用

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KASURI

一本の糸を部分的に染め分け、不均一な濃淡を表す伝統技法「絣染め」を現代的に表現したシリーズ。太さの異なる3種の綿糸を注染で染め分け、その糸をタテ糸とヨコ糸に配列させ、ジャカード織機で製織しました。コートは、織りの美しさを際立たせるために切り込みは最小限に抑えつつ、裾から脇にかけてファスナーを配置。そのファスナーを閉じることで緩やかならせんを描きながら袖と身頃が形作られます。コートとポンチョの2通りで着用できます。

本コレクションの全てのルックは以下のページでご覧いただけます。

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