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TYPE-XII Tomokazu Matsuyama project

TYPE-XII Tomokazu Matsuyama project

ニューヨークを拠点に世界を魅了する現代美術家・松⼭氏と取り組んだプロジェクト「TYPE-XII Tomokazu Matsuyama project」。A-POC ABLE ISSEY MIYAKEのデザインプロセスと松山氏の多面的なイメージが一枚の布に融合し、新たなアートとデザインの可能性を示します。

松山氏は、3⽉8⽇(⼟)から5月11日(日)まで、⿇布台ヒルズギャラリーにて、東京で初の大規模個展「松山智⼀展 FIRST LAST」を開催します。本展では、日本初公開の大規模作品15点を含む約40点を展示し、独自の視点で捉えた現代社会のリアリティを、迫力ある色彩と壮大なスケールの絵画で体感できます。詳しくはこちらをご覧ください。

本展のサテライト企画「Tribute + Collaboration 1」としてギャラリースペースにて、本展のために製作したコートとTシャツを特別展示・販売します。(※会期中、ギャラリーのみの限定販売)

全3作品からなるコートは、松山氏が本プロジェクトのためにさまざまなアートワークを「一枚の布」へ再構築。京都の工房で鮮やかにプリントしたベース生地に、特殊な技法による三角形のパターンをプリントしました。身体の動きに応じて表情が立体的に変化する独自のテクスチャーが特徴です。日常に新たなインスピレーションをもたらすデザインです。

Tシャツは、A-POCの無縫製ニットに、「Cluster 2020」シリーズを落とし込んだものです。33枚のキャンバスからなる連作をもとに、それぞれ異なる一点をTシャツにプリントしており、すべてが唯一無二の特別なデザインです。全33枚の限定アイテムです。

松山智一氏より
絵画を再構築し纏う立体作品とすることで、元来絵画が持っているのとは異なる新たな価値が生まれる。今回のA-POC ABLE ISSEY MIYAKEチームとの協業では、まさにその新たな価値が生まれる経験を共有することができました。宮前さんとのクロスオーバーの中で「美術とファッションの融合」に新たな提示をすることができたのではないかと思います。

松山智一
現代美術家。1976年岐⾩県⽣まれ、ブルックリン在住。絵画を中⼼に、彫刻やインスタレーションを発表。アジアとヨーロッパ、古代と現代、具象と抽象といった両極の要素を有機的に結びつけて再構築し、異⽂化間での⾃⾝の経験や情報化の中で移ろう現代社会の姿を反映した作品を制作する。バワリーミューラルでの壁画制作(ニューヨーク/⽶国、2019年)や、《花尾》(新宿東⼝駅前広場、東京、2020年)、《Wheels of Fortune》(「神宮の社芸術祝祭」明治神宮、東京、2020年)など、⼤規模なパブリックアートプロジェクトも⼿がけている。近年の主な展覧会に、「Mythologiques」(ヴェネツィア/2024年)、「松⼭智⼀展:雪⽉花のとき」(弘前れんが倉庫美術館/2023年)「MATSUYAMA Tomokazu: Fictional Landscape」(上海宝⿓美術館/2023年)がある。2025年2⽉までパリのルイ・ヴィトン財団でも作品を発表している。