コンテンツに進む

2022.10.03 | ISSEY MIYAKE SEMBA | CREATION SPACE 特別展示 写真家ウルフガング・フォルツがみた 「クリストとジャンヌ=クロード “包まれた凱旋門”」

ISSEY MIYAKE SEMBAのクリエイションスペースでは特別展示 写真家ウルフガング・フォルツがみた「クリストとジャンヌ=クロード “包まれた凱旋門”」を開催しています。

特別展示 写真家ウルフガング・フォルツがみた 「クリストとジャンヌ=クロード “包まれた凱旋門”」
特別展示 写真家ウルフガング・フォルツがみた 「クリストとジャンヌ=クロード “包まれた凱旋門”」
特別展示 写真家ウルフガング・フォルツがみた 「クリストとジャンヌ=クロード “包まれた凱旋門”」
特別展示 写真家ウルフガング・フォルツがみた 「クリストとジャンヌ=クロード “包まれた凱旋門”」

クリストとジャンヌ=クロードは60年にわたり都市や郊外の空間で景観を変貌させてきました。公共の建造物を包んだり島々を取り囲んだり…、作品の形式は様々ですが、それら壮大で一時的なプロジェクトのほとんどに共通することは、布を使用することでした。

二人の悲願の夢であり、昨年9月に現実のものとなったプロジェクト「LʼArc de Triomphe, Wrapped, Paris, 1961–2021(包まれた凱旋門)」は、パリのエトワール凱旋門が16日間にわたり、銀色のコーティングが施された再生可能な青い布と赤いロープで包まれたプロジェクトです。

「包まれた凱旋門」では、25,000m²の布が石造りの建造物に新しい「表面」と「外観」を与えました。 布は風や光に対して敏感に反応し、景観を一瞬たりとも固定したものにしません。また、布のもつ「人々を惹きつける」特性に促された「包まれた凱旋門」の観客は、布に触れることによっても作品を楽しみました。

実現されたすべてのプロジェクトには、「ワーキング・ファミリー」と呼ばれる二人の強い思いの元に集まってきた人々の存在があります。本展で紹介する写真家のウルフガング・フォルツは50年以上前からプロジェクトの写真を撮り続けています。彼らの協働は、クリストがドローイング作品制作に際してベースとするためのプロジェクトの場の撮影、交渉活動や資材の準備といった準備段階のドキュメント、そして完成時のプロジェクト撮影まで、非常に長期に渡り行われています。またフォルツは写真家としてだけではなく、いくつかのプロジェクトではディレクターもつとめ、実現における重要な役割を担いました。

クリストとジャンヌ=クロードにとって、完成したプロジェクトの短い展示期間は「作品を記憶し、記録するための期間」でもありました。プロジェクトが完成すると、フォルツはクリストとジャンヌ=クロードとともに、様々な場所から、様々な角度から、写真を撮り続けてきました。

クリストとジャンヌ=クロードの友人であり、長きに渡る共同制作者、そして二人からの熱い信頼のもと、短い期間しか存在しないプロジェクトの全てを記録することを託されたフォルツがみた「包まれた凱旋門」をご覧ください。

会期:

10月1日(土)ー 10月27日(木)

会場:

ISSEY MIYAKE SEMBA

大阪府大阪市中央区南船場4-11-28
Tel. 06-6251-8887

シェア LINE Pinterest facebook X Mail